ツボの症状別一覧
疲労回復
働きすぎやストレスで疲れがたまると、体がだるい、手足が重い、気力が失せて元気が出ないなどの症状があらわれてきます。その症状が慢性化すると、大きな病気の原因になることがありますので、睡眠をとり栄養をしっかり摂取しその日の疲れはその日のうちに解消して、翌日に残さないことが大切です。
疲労に効く足裏ツボ
- 疲労回復
- 疲労回復に効くゾーンは、親指と人差し指にあります。親指の両側を中心に指の付け根に向かって揉むとよいでしょう。また、足裏の中央にある万能のツボ湧泉を揉むのも効果的です。
疲労-ひざツボ
- 脚三里(あしさんり)
- 疲労回復の代表的なツボです。ひざのお皿の下、指4本目あたり、すねの外側をお灸が効果的ですが、強く押してください。ただしあざになり易いので注意しましょう。
- 陰稜泉(いんりょうせん)
- ひざの内側にあるツボです。すねの内側を下から膝に向けてすりあげると、骨のでっぱりに当たって指の止まるところです。どうにも身体全体に重く、だるいといった疲れを感じたとき効力を発揮します。体内の余分な水分を排出してくれるツボでもあります。 お風呂場などでツボ押しをするとより効果的です。
疲労-手ツボ
- 労宮(ろうきゅう)
- 心包区の中心、手の平の中心。手を握ったときに中指が手の平に当たる場所を強く押してください。心が疲れたとき(心労)に効果的です。
- 太谿(たいけい)
- 内側のくるぶしの下から後方に少しずらしたところのアキレス腱の間のくぼみです。太谿は湧泉(腎経の最初のツボ)からわき出た腎経の生命エネルギーが注といわれるツボです。腎経は"腎臓"に働きかける経絡で、"腎臓"の機能が低下すると疲れやすくなったり、精力が減退したりするされます。
背中の痛み
長時間のデスクワークや車の運転などで無理な姿勢をとり続けていると肩こりや首のコリの症状があらわれてきますが、それが悪化すると背中にまで痛みが広がることがあります。これらは筋肉疲労が主な原因なので、まずは足の内側にある脊椎を刺激して、かたくなった筋肉をしっかりともみほぐしましょう。また、背中の痛みは消化器系の病気からくる場合もあります。そこで、勇泉や腎臓、肝臓などの内臓系に効くツボもあわせて刺激すると効果的です。
背中の痛みに効く足裏ツボ
- 湧泉(ゆうせん)
- 湧泉は、体力や気力を高めて体全体を元気にする万能のツボで、土踏まずのやや上の中央、足の指を曲げてへこんだ所にあります。
両手の親指の先を使って強く押し揉みます。3秒間隔で押したり弛めたりの刺激を交互におこない、湧泉が温かくなるまで繰り返します。 - 脊椎(せきつい)
- 足の内側は、親指を先頭に首から尾骨にかけて骨に関連するツボが並んでいます。背中の痛みを緩和するには、土踏まずのほぼ真ん中の湾曲している部分を、親指からかかとの方向にもむと効果的です。
- 腎臓(じんぞう)
- 腎臓の機能が低下すると、骨の痛みが顕在化します。土踏まずの上のほぼ中央に位置する腎臓のゾーンを押し揉むことで、腎臓の働きが活発になり骨の痛みが和らぎます。
- 肝臓(かんぞう)
- 肝臓の働きが弱くなると、背中が痛くなります。そこで図にある肝臓ゾーンをもみほぐすことで、肝臓の働きが改善し背中の痛みが和らぎます。
ひじの痛み
肘の関節を使いすぎると、関節が疲労して痛みを伴うようになります。その代表的なものがテニスひじですが、テニスをしている人だけではなく、仕事でひじを酷使したり、重いもの持ったりしたときに同じような症状になることがあります。その痛みを放っておくと腱鞘炎になることもありますので、痛みを感じたらすぐに対処することが重要です。関節は老化が早いので、足つぼ刺激により老化防止も心掛けたいものです。ツボ刺激によって、ひじの痛みは和らぎますが、くれぐれもひじの酷使にはご注意ください。
ひじの痛みに効く足裏ツボ
- 肘関節
- 足の小指から1/3くらい下のゾーンが、肘関節にゾーンになります。右ひじが痛いときは右足を、左肘が痛いときは左足を刺激します。関節のコリがほぐれるように、じわじわとゆっくり押し揉みます。痛みが比較的かるいときは弱く、
ひどい痛みのときは強めに刺激を与えましょう。 - 腎臓
- 腎臓の機能が低下すると、骨の痛みが顕在化します。土踏まずの上のほぼ中央に位置する腎臓のゾーンを押し揉むことで、腎臓の働きが活発になり骨の痛みが和らぎます。
ひじの痛み-手ツボ
- 上廉(じょうれん)と曲池(きょくち)
- 上廉は、手首からひじの間で、最も太く張り出した親指側にあるツボです。探すポイントとして、押すとズーンと痛みを感じる場所です。曲池の方は、ひじを曲げたときにできる横じわの親指側の先端のくぼみにあるツボです。
肩こり
肩こりの原因はさまざまで、姿勢の悪さや腕の使いすぎなどの単純なものから、ストレス・目の疲れ・低血圧・栄養バランスの悪い食事・病気などから起こる肩こりとがあります。しかしほとんどは、姿勢の悪さやストレスによって筋肉が硬直し、血行が悪くなることから起こるケースが多いのです。
肩こりに効く足裏ツボ
- 隠白(いんぱく)
- 親指の爪の際にある隠白は、肩こり解消に絶大の効果を発揮するツボです。
この部分を刺激すれば、内臓を強くする効果がありますので肩こりだけでなく、様々な病気の予防にも効果がありますので、どんどん揉んでくださいね。 - 肩
- 人差し指の付け根の下から小指の方向に、首から肩に効くツボが並んでいます。この部分を刺激すると、首から肩への血液の流れがスムーズになり、肩のこりが徐々にほぐれていくのが実感できるはずです。効果的な揉み方は、人差し指の方から小指側へ向かってよく押し揉むことです。
肩こりに効く耳ツボ
- 肩こり帯
- 耳たぶの上部および外側の部分には、肩こりに効くツボが集中している肩こり帯があります。
肩こり-肩ツボ 頭ツボ 手ツボ
- 風池(ふうち)
- 首の後ろの髪の生え際のくぼみ。耳の後ろの突起と天柱の中間、左右両側にある。
- 天柱(てんちゅう)
- 首の後ろの髪の生え際で、2本の太い筋肉の外側。左右両側にある。
- 肩井(けんせい)
- 左右の肩の先端から指3本分ほど内側。
- 曲垣(きょくえん)肩中ゆ(けんちゅうゆ)
- 曲垣(きょくえん)、肩中ゆ(けんちゅうゆ)も指圧し、周囲を手のひらで押してなでるようにすると、さらに効果的。
- 臑兪(じゅゆ)
- 肩甲骨の肩峰突起の後下縁にあるくぼみ
- 天宗
- 天宗は肩甲骨のほぼ中央にあるツボです。そのツボをを押してみてください。電気が走るような感覚が、肩全体に伝わると思います。もしなんともなかったら、そこはツボではありません。徐々に力を入れながらマッサージしてください。
- 合谷
- 合谷は手の甲の側、親指と人差し指の骨が交わる手前、人差し指側にあります。肩こりや体全体の調子を整える万能ツボです。反対の手の親指でちょっと痛みを感じるくらいの強さで押します。
肩こり-ひじ 腹ツボ
- 曲池(きょくち)
- 図を参照してください。
- 手三里(てさんり)
- 図の曲池から2寸(指3本)下方
- 気戸(きこ)
- 胸部 乳頭線上で鎖骨の下。
- 中[月完](ちゅうかん)
- お腹 みぞおちとヘソの中間。