ツボの症状別一覧
風邪
万病のもとである風邪には足ツボ刺激が効果的。風邪が万病のもとといわれるのは、いろいろな病気の出発点となることが多いからです。そのため、それぞれの症状に効果のあるツボを刺激して、早めに治すようにしたいものです。せきやのどの痛みには、気管支から食道、肺のゾーンに刺激を与えると効果的です。内臓を支配している腎臓のゾーンは、からだに抵抗力をつけて体力を回復させます。風邪のひきはじめなら、まずはここを刺激しましょう。
風邪に効く足裏ツボ
- 肺(はい)
- 肺ゾーンは、咳や胸がぜいぜいいうなどの症状を和らげる効果があります。右足→右肺、左足→左肺に対応しているので、苦しい側の肺に対応した方を重点的にもんでください。呼吸器系が弱い人は、普段からもんでおくと、風邪の予防に最適です
- 気管支(きかんし)
- 気管支ゾーンは、親指と人差し指との股の間に位置します(左図参照)。かかとに向かってじっくりと気管支ゾーンを押しもめば、のどの痛みや咳の症状が緩和されます。
- 腎臓(じんぞう)
- 土踏まずの上のほぼ中央に位置する腎臓ゾーンは、刺激すると内臓の働きを活発化して体力回復に効果があります。風邪予防のためにも、普段からこのゾーンをもむくせをつけましょう。
風邪-手ツボ
- 魚際(ぎょさい)
- たんが取れないときはここ!手のひらを上に向けると親指の付け根に盛り上がったところがあるが、この真ん中にあるのがツボ。もう一方の手の親指をツボにあて、残り4本の指で裏側から手を支え、ぐりぐりと円を描くように押しもみする。
- 合谷(ごうこく)
- 手の甲の親指と人差し指のまた間
高血圧
生活習慣病といえば、多くの人が高血圧を連想してしまうくらいに、「高血圧症」というものは私たちにとって大変身近な病気なのです(三〇歳以上の日本人の四人に一人、七〇歳以上の日本人の場合だと三人に二人は、高血圧症と高血圧症予備軍といわれています)。 しかし高血圧は、放っておくと命に関わる重大な病気を引き起こしかねません。そんな高血圧には、耳にある降圧溝を刺激すると効果的です。
高血圧に効く足裏ツボ
- 母趾裏降圧点
- (ぼしうらこうあつてん)足の裏側の親指の付け根の中央
高血圧に効く耳ツボ
- 降圧帯(こうあつたい)
- 降圧溝は、耳裏側の上部、外側のへこんだ場所にあり、刺激すると血圧を下げて正常に戻す働きがあります。効果的な刺激法人差し指の腹をツボにあてて上下に擦りましょう。両耳を同時に刺激するのがポイントです。1度に30回程、1日に3度を目安に刺激しましょう。
高血圧-頭ツボ 肩ツボ 背中ツボ
- 百会(ひゃくえ)
- 両耳の先端の線と顔の中心の線をクロスさせた所
- 風池(ふうち)
- こめかみの後ろ。髪の生え際にくぼみがあります。
- えい風(えいふう)
- 耳たぶの後側の凹み
- 肩井(けんせい)
- わきの下にできるシワと肩ぐうの中間
- 身柱(しんちゅう)
- 第三胸椎棘突起の下
- 神道(しんどう)
- 第五胸椎棘突起の下
- 腎兪(じんゆ)
- 第二腰椎の下から左右外側に1寸5分(指2本分)
高血圧-ひざツボ
- 足三里(あしのさんり)
- 膝小僧の外側下に三寸(指4本)古来より健脚のツボとして有名。三里は本来三理と言って三つの理由の有る所で、胃,すい臓,腎臓の調整をする又,気を下げる作用があり、首より上の病変(頭痛,鼻炎,疲れ目)に効果有り。胃という所は、口に入った食物が最初に収まるところで、漢方では大切な内臓の一つこれを収める事は,身体を収める事に通じるとして重要なツボとして位置付けられる。胃を丈夫にして、身体を温める作用
耳鳴り
耳鳴りは、周囲の音とは無関係に耳の奥でジーッという虫の声のような音が聞こえ続ける症状です。耳鳴りは、中耳炎や難聴、高血圧や動脈硬化などの病気が原因で起こるものと、肩こりや疲労、更年期障害やストレスからくる場合のものとがあります。
耳鳴りに効く耳ツボ
- 耳鳴帯
- 飛行機に乗っているときや高い山に登ったときの耳鳴りならばすぐにおさまりますが、慢性化すると非常に鬱陶しくイライラさせられます。そんなときには、耳にある耳鳴帯を刺激しましょう。その名のとおり、耳鳴りに抜群の威力を発揮します。
耳鳴り-手ツボ ひじツボ
- 中渚 (ちゅうしょ)
- 手の甲の第4,5中手骨の間
- 外関(がいかん)
- 手の外側、手首の2寸上
- 少海(しょうかい)
- 肘窩横紋の内端
耳鳴り-顔ツボ 頭ツボ
- 耳門(じもん)
- 耳前の起肉(小耳たぶ)の切れこみの箇所で、少し前方に凹んだところにある
- えい風(えいふう)
- 耳たぶの後側の凹み
- 風池(ふうち)
- 耳と天柱の中間で髪の生え際の凹み
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